電脳めも帳

なんかいろいろメモ

ポータブル型STEAM機 SteamBoy

STEAMがポータブル機で遊べるという SteamBoy がE3で発表されたらしい。


現状聞き及んでいる情報

  • 発売時期:2015発売予定(というか見込み?)。
  • 価格:不明
  • 発売元:Steamboy Machine社。
    SteamBoy機の開発プロジェクトはSteamboy Projectと呼んでいる。
    公式アナウンスによると、

    SteamBoyValve社によって開発されたものではない。SteamOSでゲームを提供するということ以外は一切STEAMとは関わりはない」

    とある。つまりValveがリリースするわけではなく、あくまで一会社による開発、販売戦略な様子。
    ※しかしValve社をはじめとする数社は家庭でSTEAMを楽しめる方向性で近年動いているらしい。今回のSteamboy Projectはそういった中から頭ひとつ抜け出てきた製品という感じ。

  • スペック
    STEAM OS
    クワッドCPU
    RAM 4GB
    ストレージ 32GB
    5インチディスプレイ(16:9)
    Wifi / 3G対応
    10ボタン、2トリガー、2タッチパッド

STEAM MACHINE

Valve社が提唱するゲームプラットフォーム。STEAM OSを搭載。
ライセンスについては未確認。数社が既に試作品を出している。

参考情報: Wiki Steam Machine

STEAM OS

本家Valve社が開発しているゲームプレイを目的としたOS。
Debian GNU/Linuxベース。
グラフィックはOpenGL。MESA 3Dライブラリ使用。
DRMライブラリ内蔵。
GPUは現状まででは nVidiaINTELAMDをサポート。

基本的にゲームOSなので通常はファイラーなどは使えないらしいが、Gnomeが動いているらしく自力でいろいろ起動できるらしい。

参考情報: Wiki Steam OS

思うことなど

本家のSteam Machineコントローラも開発が遅れているので、SteamBoyもまだまだ先かもしれない。

またValveではMicrosoftAppleの各社OSにはいろいろ思うところがあるらしく、解はLinuxであるという見解も過去に出している。むしろLinux(の発展)に必要なのはゲームであるとも。

私的にはDebianベースというのは「また、マニアックな」という感はあるが、どうもValve内にOSS系大好きな方がいるらしい。
Linuxディストリビューション中からDebianをチョイスというのは私的にはイケてるとは思う。いろいろな意味で安定性が高い。

Steam MachineについてのValveの意向はPC Linuxで動作するゲームは動作するようにという指針があるらしい(絶対ではないが)。

つまりこれは、ハードウェアが必然的にx86系ですよね?ってことになる。
SteamBoyも当然x86系になると思われる。となるとATOMとかAPUとかなんかそこらの延長のCPUになるのではとも。

さらにいうとそんな低スペックでSTEAMのFPSゲームなんかが動くのか?という話もでてきそう。

これについてSTEAMは2Dゲームも結構あるので、その辺は問題なく遊べるだろうという感じかもしれない。携帯機で最新の3D FPSはさすがにきついだろう。

あと充分ありえそうなものとして、昨今ゲーム本体プログラムはサーバで動作させて、画面のみを端末機に表示するタイプのゲームクラウド化技術が再燃してる気がする(数年前にちょっとだけ話題になった覚え)。

アマゾンなどは実際このサーバサービスをもう提供している。
つまりもうインフラも技術も存在するので、その気になれば低スペック端末に3Dゲームを配信することも充分可能。
※レイテンシの都合上バリバリの高速なFPSは厳しい。入出力の往復分のレイテンシがかかるので。しかし3Dレンダリングパワーは丸ごとサーバに任せることができるのでシムシティのような3Dレンダリングでは充分可能性はあると思う。



SteamBoy公式サイト: http://www.steamboymachine.com/