OUYA入手。えっ!?OUYA身売り!?
いまさらながら、急にいじってみたくなりOUYA入手。
と、その数日後に、OUYAがAmazonやGoogleに身売り検討中とのニュース。
エェ――(・3・)――!!
微妙な気持ちではありますが、薄々は感じていたことでもあります 。
むしろユーザーになった手前、身売り先が気になるというか、さっさとAmazonかGoogleに買収されてGoogle PlayかAmazon App Storeに連結するなり、テコ入れしたほうが未来も明るい気もします。
実際入手してみての感想などを以降、徒然に。
アプリの充実度
正直厳しいです。
いわゆる、キラーソフト的なものが無い。
メインはインディーズ系。
スクエアエニックスのFF3はあるものの、「とりあえず出しとくか」的なその後のやる気を感じない。
(強いていうとEMUが充実してるのですが、これはちょっと方向性が微妙な気も)
いくつかスバラシイ出来のゲームもあるにはあるのですが(CLARKやSHADOW BLADEなど)、最近のゲームとしてはどうしても地味で派手さがいまいち。
ダウンロード数も上位ゲームでさえ1~2000前後なのでGoogle Playなどとは比較にならない感じ。
OUYA本体
本体デザインはすごく良い感じです。
本当に小さくてコーヒーカップ並。というかそれよりも小さいくらい。
コントローラ
コントローラは噂通りちょっと安っぽいです。
北米で本体+コントローラの実売価格が69$位とお安いので、そう考えると良い出来です。
ちなみにこのコントローラ、Bluetoothなので他のAndroidタブレットにも繋がります。
(試しに消滅都市で使ってみたらキーバインドがめちゃめちゃだったけど。普通これはアプリ側で設定できるべきなのですけど)
ゲームPLAY、Download、GUIなど
それなりに良くできていています。
OUYAはWIFIと有線LANの両方搭載なので、有線だと結構ダウンロードは早めです。
ギーク、開発者的視点では?
購入を勧めるかは別として、Android機としてはなかなか面白いです。
nVidiaの最高ランクチップ搭載、Wifiのみではなく、有線LAN搭載。
現行市販Android機で有線LAN内蔵なものはほぼ見当たらないので、開発機、実験機としては面白いです。
(純粋に開発用評価ボードだと数万~10万くらいする場合もあるので)
ちなみにサイドローディングアプリも普通にインストール可能(ただしAndroid SDK使用で)。
実行はOUYAの標準搭載GUIメニューからできます。
OUYAの開発手順紹介ではUnityを使ってるだけあり、Unityからの接続も容易です。
既存アプリは動作する?
Android機なのでプログラムの互換性は100%だと思います。
ただし問題となるのは物理UIです。
スマホやタブレットはタッチパネル基本。OUYAはコントローラ。
Unityを例にすると双方の取得関数は異なる為、両対応している必要があります。
ちなみにHuluのAndroidアプリは双方対応していて、OUYAでのコントローラ操作にも問題なく対応。操作、視聴できました。
しかし一般的なGoogle Playなどのゲーム系は全滅な感じです。コントローラに対応していないので。
勝手にいろいろ妄想
OUYAはAmazonやGoogleなどに身売りを打診するような情報もでてきていますが、勝手に妄想すると。
Google
既にGoogle Playがあるが、基本タッチパネル前提のソフト資産が多く、OUYAをスグに活用しにくそう。
TV方面ガジェットは Chromecastをだしたばかりだし。
新たに(コントローラ対応)ゲーム向けコンテンツの充実をとなるとどうなのかと思ってしまう。
Amazon
アマゾンはFire Phoneだしたばかりで当面こちらに注力でしょう。
映像配信デバイスとしては既にFire TVもあるし。
ただ、アマゾンは映像コンテンツ配信もしてる分、配信デバイスとしてはOUYAは使えそうでも、普及台数があまりに少ないので多分激しく魅力薄。
なのでこの2社の買取はないんじゃないかなぁ~
という予想に1ペリカ m9っ( ̄ー ̄)ニヤリ。
となると、後は大御所FaceBookですが。
FaceBookは昨今Oculus社を買収、VR技術は手にいれたわけですが。
これにOUYAというのは意外と相性が良く見えます。
OUYA+Oculus Riftで家庭用VRシステム。
しかも現状までのRiftでの「UI=キーボードが見えない問題」もコントローラ握ってればそこはかとなく解決と言えなくも無い。
ゲームといわず、もっと広い範囲でのVRを意識したプラットフォームとしてはアリかもしれない???とちょっと思ってしまいました。
ただ実際FBがそこまでやるのかどうかはちょっと疑問視ですけど。
う~ん、やっぱり消え行く運命なのかOUYA・・・。
地味~に今後に注目です。
個人的には消える前(?)に1台確保できたので良しです( ̄ー ̄)。
いろいろ開発機として遊んでみたり、余生は多分Hulu専用機です♪
※一応並行輸入品は技適マークがないので、購入などは薦めません。念の為。
おまけ
実はOUYAのUSBポートにPC用のUSB-HUBとかマウス、キーボードなどを挿すとすんなり認識、接続できます。
コントローラ非対応のAndroidアプリもマウスでのクリックは有効なので実は使えたりします。マルチタップはできないのでピンチは無理ですが。
無論全てのアプリが起動するわけではないので注意。
有名どころの手の込んだソーシャルゲームはほぼ無理でした。コロプラの星島にゃんこが警告が出つつもなんとか起動したくらい。これもピンチが使えないのでズームができなかったりでなんともです。
ちなみにとりあえず入れただけではGooglePlayも起動しません。がんばれば動かせそうな気はしますが Google Playはいろいろと面倒そうなのでパス。
サイドローディングでFirefox、Chromeなどは普通にOUYAでも動作を確認。
現状では推奨はしませんがFlashも公式からapkをダウンロード可。
OUYA上でFirefoxを起動してコントローラ中央のUボタン1回押しで、Firefoxのメニューがでるので、そこでPCサイトモードに切り替え可能。
さて、ここまで動作が確認できたところでなにをするか?
DMMサイトから艦これ起動( ̄ー ̄)b
ええ、起動します。遊べますw。
対ME173X比で、グラフィックが早い感じです(nVidiaの威力?。
PCに比べると微もっさりですが、それなりに遊べるレベル。
PCもスマホも持っていない場合は、低コストで遊べる艦これマシンともいえなくもない。海外現地で購入なら激安ですが日本国内だとAmazonでも並行輸入で13000円以上はしてますので微妙。(国内でもっと安価に入手する手もあるにはありますが・・・)
勿論、艦これ目的であえてOUYOを買うのはどうかとも思います。
(一応薦めているわけではないので、念の為)
コンセント動作=バッテリ切れの心配がないのでCPU/GPUパワーはでてるようです。
ちなみに動作時の消費電力はちょっと見た感じでは7W程度でした。スリープ時で2Wなので少々多い気はしますが、Bluetooth経由でコントローラからのWakeup監視してるのでこんなもんですかね。
最後に言語ロケール設定に日本語はないので・・・漢字が入力できません。
ATOKでも別途いれればあるいは・・・ですが。
ただ所詮Androidなのでがんばれば多分どうとでもなりそうな気はします。
→ファームウェア1.0.439で日本語その他のロケールがごっそり削られたらしい。
参考記事:日本語ロケールが削られてしまったOUYAを無理矢理日本語化する方法(FF3対策)
もうほんとに全然一般向けではない方向性では、面白い機械かもしれませんOUYA。